- リゾートバイトをしてるときの税金はどうすればいいの?
- いくらの税金を払えばいいの?
などリゾートバイト中の気になる税金について解説していこうと思います。
リゾートバイトは普通のアルバイトと違ってこれまでの勤務先とは税金のシステムが異なります。
税金は「国民の義務」でもあるので、ここでしっかりと自分に関わる税金を確認しておきましょう。
ちなみに私の場合、所得税と住民税を合わせて年間で約4万円ほどでした。
【リゾートバイト】のかかる税金って?

リゾートバイトでも、通常のアルバイトと同じように所得税と住民税を支払う必要があります。
しかし、納める義務のある人にはそれぞれ条件があります。
所得税と住民税を納めなければいけない人の条件
所得税と住民税の支払いは、全ての人に義務がある訳でありません。
所得税と住民税は、自分が年間で稼いだ金額によって決まります。
年間100万円以上稼いだ場合 | 住民税が発生 |
年間103万円以上稼いだ場合 | 住民税に加え所得税が発生 |
年間で100万円以上稼いだ場合は、住民税が発生。年間で103万円以上稼いだ場合は住民税に加えて所得税が発生します。
つまり、年間収入が103万円を下回るようならどちらも支払う必要はありません。
年間103万円ってどれくらい?リゾートバイトでは簡単に越す?
そうは言っても、リゾートバイトでは年間103万なんて結構余裕で超えちゃいます。
アルバイトと言っても「正社員並み」の勤務日数と勤務時間で働く現場が非常に多いです。
リゾートバイトで最も多い平均の時給と勤務時間を当てはめていくら稼げるのかを計算してみました。
時給 | 1,000円 |
契約期間 | 3ヶ月 |
1日の勤務時間 | 7時間 |
1ヶ月の勤務日数 | 23日 |
1ヶ月の給料 | 合計:16,1000円 |
期間満了した 3ヶ月分の給料 | 合計:483,000円 |
これは一般的にリゾートバイトで3ヶ月働いた場合に一般的に稼げる金額です。
もちろん、時給が1000円を上回るようならこれ以上稼げますし、契約期間が短いようならもう少し低い金額になりますが、これはあくまでも目安になります。
1回の現場を3ヶ月で契約を結んで働いた場合、年間で4箇所の現場に回れる計算になります。
1〜3月 | リゾートバイト | 48万 |
3月〜6月 | リゾートバイト | 48万 |
6月〜9月 | リゾートバイト | 48万 |
9月〜12月 | リゾートバイト | 48万 |
年間を通じて稼げる合計金額 | 192万 |
1ヶ月約16万円を継続して稼いだ場合に、3ヶ月で48万円。この場合、年間収入は192万円ほどになります。
毎月スパンを開けずに働くことがないとしても、3箇所の現場を回っただけで144万。
つまり、リゾートバイトで生活している人や何か目的の為の手段として使う人であっても、103万円の壁というのは結構簡単に越してしまうというわけです。
年間で103万円を超えてしまうと、必然的に住民税と所得税の支払い義務が発生するのでこれらを納める必要が出てきます。
所得税は給料から自動的に天引きされます

これは実際に私がリゾートバイトで働いた時にもらった1ヶ月分の給料明細になります。
赤い四角で囲んである部分は所得税として4,270円引かれています。
所得税は、基本的に月88,000円以上であれば概算支払いになるので
ほとんどの人はこのように会社で自動的に所得税を引かれているはずです。
所得税はいくら払えばいいの?
所得税の計算方法は、課税所得×税率-税額控除(基礎控除と所得控除など)から出ます。
「控除」は、税金の負担が少なくなるもので基礎控除38万円と所得控除65万円分を課税対象の金額から引かれます。
(※2020年から基礎控除48万、所得控除55万に変更あり)
難しい話はおいておいて、所得税で注意しなければいけなことは2点。
①毎月に引かれている所得税はあくまでも概算
所得税は、毎月給料から天引きされていますが、最終的な金額は1年間を通じて稼いだお金で決まります。
毎月引かれている所得税はあくまでも概算で天引きされているので、本当に自分が支払うべき正しい金額ではありません。
なので、1年間のトータルで稼いだお金で計算した時に、所得税を払いすぎている可能性があります。
調べていたら、年収を入力するだけで大体の支払う所得税を計算してくれる便利ツールを見つけたので
自分がいくらの所得税を支払うこちらも参考にしてみてください!
②払いすぎた所得税はどうすればいいの?
先ほど、所得税の計算方法を話しましたがあの面倒な計算は税務署がしてくれます。
そこで1年間を通じて自分が本当に支払うべき所得税というのを計算してくれます。
ただ、お国もこちらがただ何もしないで待っているだけではしてくれません。
そこで必要なことが「確定申告」。
毎月2月〜3月の決められた時期にのみ行うことが可能で、この確定申告を自分で行うことで払いすぎた所得税を取り戻すことができます。
リゾートバイトは、短期でがっつりと稼ぐ働き方で月に稼げる金額が多いことから所得税を多く引かれている可能性が高いので是非チェックしてみてください。
▶︎リゾートバイターが必要な確定申告って何?お金が戻ってくる?
【注意】住民税は自分で払います

繰り返しになりますが、住民税は住民票が登録されている市町村に対して払う税金。
リゾートバイトでは、これは給料から自動で天引きされる訳ではなく、納付書が届くので自分で支払いに行かなければいけません。
ということで、この章では住民税に関することをまとめていきます。
- 住民税は4回に分けて納める
- 住民税の支払いは超簡単!【銀行口座振替がオススメ】
- 住民税の支払い分は取っておこう!
住民税は4回に分けて納める
住民税は、4回に分けて納付書が郵送されますが各自治体によって多少前後します。
2020年の納付時期は、6月、8月、11月、2月の4回。
住民税の支払いは超簡単!
(https://blog.10-plate.com/1240/より抜粋)
納付書の中には、このような振込用紙が入っています。
これをコンビニや銀行に持っていって支払うだけで完了と超簡単です!
それ以外にも、金融期間のネットバイキングやPay-easyで支払いが可能な自治体もあるので
自分の自治体がどの支払い方法に対応しているか事前にチェックしておきましょう。
銀行口座振替がオススメ
リゾバをやっていると、自宅から離れた場所にいることも多いと思います。
納付書もわざわざ自宅に帰らないと手元に届かない様な面倒で延滞しがち・・・。
そんな時にオススメなのが「銀行口座振替」という支払い方法。
これは、4回の納付期限日に指定口座から引き落としてくれるというもの。
自宅との面倒なやりとりやコンビニに行く手間なども省けるので住民税の支払い忘れも防げます。
但し、これは市町村によって対応していない場所や特定の銀行でないと対応していない場合もあるので自分の支払う自治体ではあるかどうか確認しておきましょう。
住民税の支払い分は取っておこう!
住民税は、所得税と違って「前年の年間収入」から計算されます。
ちなみに私は年間を通じて3万円ほど支払いました。
先ほども確認した通り、リゾートバイトでは住民税を自分で払わなければいけません。
その為、支払う分のお金を給料から取って置く必要があります。
住民税に関してもこちらのツールを使って、事前に自分が支払うべき住民税を把握しておくと安心かと思います。
まとめ
リゾートバイトで支払うべき税金は、住民税と所得税の2つです。
いずれも、年間収入が103万円以上の場合に発生しますがリゾートバイトをやっていると簡単に超えてしまう壁でもあります。
それぞれの支払い方法は以下の通り。
住民税に関してのポイントを以下にまとめました。
- 前年稼いだ金額が多ければ、住民税も高くなる
- 6月,8月,11月,2月の計4回に分けて届く
- 届いた納付書を持ってコンビニか銀行で支払いOK(一括払いもできる)
自分が支払う住民税をシュミレーションしてみる→クリック
(住民税は、自分が登録する市町村によって税率が変わるのであくまでも概算です)
ちなみに、住み込みで働くリゾートバイトでも住民票を行こうとしている現場に移す必要はありません。
リゾートバイトの住民票の登録はどこにしたらいいのかといったことは以下の記事を合わせて参考にしてみてください。
▶︎リゾートバイトの住民票は移すべき?住民票は実家に置こう【郵便物事情】
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